2003年9月25日号
 
第七回目のコラムは不肖・宮嶋ことカメラマンの宮嶋茂樹さんにお願いいたしました。ズル剥け頭、がに股、短い足……これが真の将軍サマの姿だ! 2001年、2002年と2回にわたり北朝鮮の首領様を追いかけてロシアへ飛んだ宮嶋さんに、怖いものはない。新つつみ荘に危険はないのか・・。

   
宮嶋茂樹
     
   

 不肖・宮嶋、不愉快な事件連発の毎日。久し振りに大笑いさせていただいた。あの半島の北半分の新聞が書きよったものである。万景峰号の入港に際しての良心ある市民の反対運動を日朝関係の挑発行為やて・・。厳正なる調査と関係者の処罰を要求するやて? さすが鬼畜・総連。自由のない国の奴隷は言うことがちがう。それやったら拙著でさんざん金正日がハゲ・デブ・短小もとい、ハゲ・デブ・短足・アホと本当のことを言っている私はどないなる? とっ捕まって死刑か? 工作員を新つつみ荘まで送り込んで拉致するか。

 笑わしよんのう・・。私も8月25日、国辱の新潟西港にかけつけたが、あの日ほど、自分が日本人であることが恥ずかしかった日はなかった。詳しくは皆様すでにご存知のことなので今回は遠慮させていただくが。日本国の警察は金ボンの親衛隊か。どちらへ向いて警備しとるんか。もっとも一線の警官に罪はない。不肖の目は、彼らの顔が屈辱に歪むのをしかとみていたのである。

 ところであの船。あのピースボートがチャーターして北朝鮮まで日本人のアホ学生乗せてツアーしたなんてホンマか? 万景峰号に乗った奴はパスポートにハンコおせ。金ボンの顔のハンコおしたれ。パチンコ屋には割引でもアメリカのビザはとれんようにすればいいのである。

 あの日、港であの西岡力氏に「殺してやる」と脅迫したのは朝鮮総連のおっさんやったのではなかったか? そのおっさんは厳正に取り調べて、処罰せんでええんか? 直後に会見なんぞ開いて、西岡氏の抗議に冷静に応じていたとソーレンのエライさんがコイていたが、ウソである。

 私は見たのである。この不肖・宮嶋しっかり見させてもらったばかりではなく写真まで撮らせていただいたのである。ロシアのマフィア、カンボジアのポン引き、カイロのチンカスなどを知り尽くした私が断言する。あのオッサンはカタギではない。西岡氏の声にニタニタしたり、どでーんて余裕かましてタバコなんぞふかしておるやないか。その間に、当のおっさんはとっととターミナルの中に逃げ込んでしもうたんやなかったのか。それを西岡氏の自作自演とはよくぞ言う。あんたらがいっつもチマチョゴリ破いて自作自演やっとるからって、日本人が同じやと思うてもろたら大迷惑である。確か大韓航空機爆破も拉致事件も、日韓当局の自作自演やとコイていたのはソーレンの方々の方ではなかったかんやろか?

 え?北朝鮮の憲法にも表現と報道の自由が保証されてるって? ウソ? 北朝鮮に憲法なんてシャレたもんがあったんか・・。不勉強をハジる不肖・宮嶋であった。

     
     
   
   
宮嶋茂樹
1961年兵庫県生まれ。
日大芸術学部写真学科卒。現在、週刊文春を中心に活躍。 その体当たり精神、死をもオソれない突撃魂で「東京拘置所の麻原彰晃」などかずかずの スクープ写真を発表している。
北朝鮮に乗り込み万寿台の金日成巨大像と同じポーズで写真を撮ったのは「史上最低の作戦
ロシアをシベリア鉄道で訪問した金正日を親の敵のように徹底追跡、かの将軍サマのロシアでの外(害)遊ぶり、そんなカネあったら米を買って人民にあげろや!!「不肖・宮嶋 金正日を狙え!
     
    宮嶋茂樹報道写真展 2003年10月25日(土)〜11月24(月・祝)日まで 
東京都写真美術館
     
   
   

 

 

     
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